ホッコリとする😊県P最優秀作品💛

【平成29年度 千葉県PTA連絡協議会 コンクール作品紹介!】
こんにちは。唐突ですが、皆様におかれましてはご家庭内での「日々の子育て」に奮闘されているものと思います。行き詰まってしまうこともあれば、嬉しくなってしまうことも。3歩進んで2歩下がるといったところでしょうか。さて、標記の通り、千葉県内のPTA組織内でコンクールがあったようです。【「我が家の家庭教育」実践記録】ホッコリ感じる最優秀作品をご紹介します。励まされます。
/////♪以下ご紹介です♪/////
『我が子のトリセツ』      
(習志野市立 谷津南小学校の保護者さんの作品です!)

「今やるし!!」「知ってるし!!」「うるさいなあ!!」一番目の娘は、反抗期真っ盛りの中学二年生。好きなこと「サッカー」嫌いなこと「怖い夢を見ること」嫌いな言葉は「早くして」二番目は、頑固で何かと不満が多く物欲が強い小学三年生。そして三番目は、好きな事は「好きなこと」嫌いなことは「嫌いなこと」やりたい放題、自分が一番の年長児。私には三人の子供がいる。三人三様かわいい子供たちとの、楽しくて、幸せいっぱいの日々だ。しかし、子どもたちの成長と共に、穏やかな時間だけではなくなった。「バーン!!」と閉まるドアの音。「ドスンドスン!!」と踏み鳴らす足音。自己主張する大きな声、泣きわめく声。まるで、天気のように、家の空気が変わる。うまくいかない日々に、母としての自覚を見失い、自信を失う瞬間だ。「あぁ、我が子に取扱説明書(トリセツ)があったらいいのになぁ。」一番の理解者でありたいのに、いつも見事にぶつかり合ってしまう。
 二年前、娘が小六の時の保護者会で、先生から、アンケートが配られた。子どもの好きなことや嫌いなこと。苦手なことや、今がんばっていることなどの項目を、私は我が子を思いながら、必死に回答した。全て書き終えると「机の中を見て下さい。」と言われた。見ると、娘が回答した同じアンケートが出てきた。面と向かうと、お互いに素直に思いを伝えることが、なかなかできなくなっていた頃だったからこそ、素直に回答していたアンケートが愛しく感じた。大切な物「家族」「友だち」今がんばっていること「バスケ」なぜがんばろうと思ったのか「チームが強くなるため」「自分のため」「ママに喜んでもらうため。」最後に、家族への一言が記されていた。
 トリセツ(取扱説明書)があったら、子育ては、きっと母でなくても誰にでもできる。でも、私のもとに生まれてきてくれたからには、時に見えない心を全力で感じ、ぶつかり合いながら、共に成長してきたい。子育てには正解がない。だからこそ、子も母も一緒に悩みを共有したり、発散できるかけがえのない友だちに出会うことができる。「おはよう」「いってきます」「ただいま」子ども達が元気に過ごしてくれている当たりまえの毎日に、感謝の気持ちが湧く。
 我が子が、思った通りに正確に動くロボットでなくて良かった。トリセツなんて無くていい。今、心から子ども達に、プンプンイライラの反抗期も、わがまま放題やんちゃな姿も、それでいいよと思っている。本当に。でも明日になったら、きっとまたトリセツが欲しくなる。我が子のトリセツを作ってみようかな。母である私にしか作れないものだから。
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