読書感想文

読書感想文コンクールでの、4年生の入選作品を紹介します。
なお、ホームページの画面で読みやすいように、段落を編集してありますので、ご了解ください。

【特選作品】
「きいちゃん」を読んで (すみださん:女子)

 お姉ちゃんが、読んでいて感想文に書いていて、おもしろそうだったから私も読
 んでみました。それに、絵がとってもきれいで、版画みたいで色も明るいです。

 私が一番すごいと思ったのは、きいちゃんが一人でお姉さんのゆかたを作ったこ
 とです。

 どうしてかって言うと、きいちゃんは、小さいころ高熱が出て、手足が不自由な
 のにお姉さんのゆかたを一人で作れたからです。

 お姉さんの結婚式のために、ゆかたを作ったんだけど、お母さんからきいちゃん
 に、「結婚式に出ないでほしい」と言われました。

 私だったら、さみしくて、悲しくなります。きいちゃんも、ひどく傷ついて泣き
 ました。

 本当はお母さんだって、きいちゃんにそんなひどい事を言いたくなかったけど、
 きいちゃんが結婚式に出たら、お姉さんの産んだ子どもが、きいちゃんみたいに
 手や足が不自由な子どもが産まれてくると、まわりの人たちから誤解されるのを
 心配していました。

 私は、さみしいと思ったけど、お姉さんの心配をして言ったなんて知らないで、
 私はお母さんの事をひどいと思っていて、全然お母さんの気持ちを考えていなく
 て、はずかしいと思いました。

 きいちゃんが、「私なんて、産まれてこなかったらいいのに」と言って、泣きま
 した。体が不自由で、高校生になっても家からはなれた高校に一人で住んでいて、
 お姉さんの結婚式にも出られなかったからこんなことを言ってしまったんだろう
 と思います。

 私は、今までに産まれてこなければいいのにと思った事は一度もありません。

 私は、2年ぐらいの時に、命の勉強をしました。お母さんとお父さんに私の名前
 のゆらいを聞きました。私が産まれたときの様子も聞きました。

 お父さんと、お母さんと、お姉ちゃんがとっても喜んでくれました。私はうれし
 かったです。

 4年生になっては体の勉強もしました。男の子と女の子のちがいを勉強しました。
 お父さんと、お母さんから受け継いだすばらしい生命を大切にしていきましょう、
 ということを習いました。

 だから、きいちゃんだけじゃなくて、みんなも、産まれてこなければいいのにな
 んて言ってはいけないと思います。

 最後は、きいちゃんも結婚式に出て、お姉ちゃんはきいちゃんの作ったゆかたを
 着て、「妹は、私のほこりです」と言ってくれました。

 きいちゃんは、きいちゃんとして生きてきました、と本に書いてありました。

 私は、いいとこや悪いとこがあって、いろんな人がいていいと思います。どんな
 人も産まれてよかったと思います。

 きいちゃんのお母さんも、きいちゃんが産まれてきてよかったなと思います。 


【入選作品】
「もとと、一郎太から学んだこと」 (なかむら君:男子)

 二人は本当の兄弟みたいでした。家出をしてきたもとと、修学旅行に出されたざ
 しきわらしの一郎太のことです。

 もとは、下級生をいじめていた上級生をなぐってしまって、なぐり返されるのが
 心配で、東京のお父さんの所へ行こうと家出をしました。

 一郎太は、家の人を幸せにしようと思って、宝くじを当ててやったら、家の人た
 ちが、お金の取り合いでけんかばかりするようになったので、故郷を出て、東京
 で新しい家をさがすという、修学旅行という罰を受けました。

 二人は、新幹線で会いました。一郎太は、もとを、兄さんと呼んで、頼りにする
 ので、もとは、本当の弟ができたようにうれしくなり、東京でいっしょに暮らそ
 うと言いました。

 東京に着くと、土も木も川もないかもしれないと泣いた一郎太を喜ばせるため、
 木や池のある公園に行ったのですが、一郎太はが東京の男の子たちに、からかわ
 れてしまいます。

 もとは、リーダーのノブととっくみあいのけんかをし、一郎太も、もとを助けよ
 うと必死にたたかっていました。その時、どろぼうが一郎太を連れ去ってしまい
 ます。

 そこで今度は、もとと、ノブの友達みんなで協力して、ついに一郎太を助けるこ
 とができました。

 もとと、一郎太に、本当の兄弟みたいな強い友情が生まれたのは、二人とも人が
 困っている時、知らないふりをしないで、助けようとする、とてもやさしい心の
 持ち主だったからだと思います。

 二人は、よけいなことをして、家を出ることになったと言っていましたが、ぼく
 は、そんなふうには思いません。

 もとは、すごく勇気があって、一郎太は、人を幸せにしようと努力していて、二
 人ともとてもりっぱだと思います。

 人のためになると思ってやったことを、よけいなことをしたと思う人もいるかも
 しれませんが、その場で、自分がするべきだと思ったことを勇気を出してするこ
 とは、すばらしいことだと思います。

 そして、もしその結果が悪かったら、その時また、どうすればいいかを考えれば
 いいのではないかと思います。

 ぼくは、人のために、もとや一郎太のように、がんばれるかどうかはわかりませ
 んが、二人のように、やさしい気持ちを持っていたいと思います。

 時々、けんかをしたり、いじめたり、からかったりしてしまう人たちも、自分が
 悪かったら反省して、やさしい気持ちをできるだけ忘れないようにしていけば、
 みんなが仲良く、幸せに暮らしていけると思います。


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